人権資料・展示全国ネットワーク(人権ネット)  加盟団体・機関 紹介
ツラッティ千本
ホームページ http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/
page/0000049462.html
郵便番号 603-8302
住所 京都府京都市北区紫野花ノ坊町23−1
電話番号 075-493-4539
ファクス番号
開館時間 10:00〜16:30
休館日 日曜日、月曜日、祝日
年末年始(12月29日〜1月3日まで)
入館料 無料
交通機関 JR京都駅から
 市バス「千本北大路」下車徒歩1分
 [A3のりば]から101・206号系統
 [B3のりば]から205・快速205号系統
駐車場 あり(バス1台、事前申込要)
【概要】
 千本地域は、近世の蓮台野村に連なる同和地区であり、厳しい部落差別にさらされつつも、人と人との豊かなつながりとふれあいをもった生活がこの地で営まれてきました。
 蓮台野村の年寄であった益井元右衛門とその子の茂平は、身分取立嘆願書を時の明治新政府へ提出し、楽只小学校の前身となる学校の建設や療眼院の開設などを行い、明治初期の激動期に差別の撤廃と住民の生活向上のための取組に尽力しました。
 また、1922年に全国水平社が創立されると、その初代委員長に千本地域から南梅吉が選出され、彼の居宅に総本部が設置されていました。オールロマンス事件を経た1958年に市営住宅楽只第1棟が建設されたのをはじめに本格的に始まった京都市による環境改善事業は、住民の熱意ともあいまって、20年余りで当初計画をほぼ完了させるに至り、その後、住宅の建替更新期を迎えようとするなかで、住民(すみて)の立場から新たな「千本のまちづくり」が、「じうん」(千本ふるさと共生自治運営委員会)によって「共生・永住・自治」をテーマに取り組まれています。
 一方、1972年から同和問題の解決と人権擁護をめざした地域の運動として取り組まれた「北研(部落解放研究北区集会)」は、地域を超えた取組の輪が大きく広がり、年を追うごとにその高まりを見せています。
 当資料館は、そのような取組と有機的な連携を図り、同和問題をはじめ、在日韓国・朝鮮人等定住外国人問題、女性、障害者問題等広く人権問題に関する学習の場として位置付けたいと考え開所しました。そして、人権意識の普及・高揚に勤めると共に千本地域の先人の歩みを収録、集成、展示し、その成果を広く周辺地域へ発信し、過去・現在・未来へと連なる地域に根ざした啓発活動の実践の場として活用を図っていくことを目的としています。