【概要】 |
丹波マンガンは約2億年の昔、深い海の底に沈殿した。その後、海は山に変じ、人々の利用に供されるところとなった。明治28年ごとに採掘開始、昭和58年ごとまで約90年間、丹波の山々から掘り出された。最盛期(第二次大戦中と昭和25〜45年)には約300カ所もの鉱山が活況を呈していた。
マンガン鉱床は、金・銀・銅や鉄の鉱床にくらべてその規模が小さく、そのため大手鉱山会社は、採掘事業にはほとんど参加せず、かわって零細な企業や個人による開発にゆだねられた。
当資料館では、丹波マンガンの生成、開発の歴史、マンガンの梨様なぢに関わる資料を収集・展示するとともに、かつての坑内の作業を再現することによって、丹波マンガンの全体像を後生に伝えようとしている。 |
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