当センターの前身である京都部落史研究所は、1977年に『京都の部落史』の編纂を目的に発足しました。『京都の部落史』の編纂と前後・平行しながら、京都府の『井出の部落史』(1989年3月)、滋賀県の『近江八幡の部落史』(1995年10月)、『野洲の部落史』(2000年3月)等の編纂もおこなってきました。これらの編纂活動は、地方における実証的な部落史研究の先駆的なものでしたが、1995年12月に『京都の部落史』全10巻を完成させ、当初の目的を達成したため2000年6月をもって、京都部落史研究所は閉所しました。
京都部落問題研究資料センターは、京都部落史研究所が部落史編纂のために収集した図書・資料を活かしながら、部落問題・部落史の図書館・情報発信センターとして2000年7月に再スタートをしました。
部落史編纂をすすめる中で収集した図書・資料を研究者だけでなく、多くの方々にご利用していただけるように一般開放しています。利用サービスとして貸し出し(会員のみ)、複写、図書資料に関するご相談をお受けします。
[業務内容]
■図書室の一般開放
■当センター内での研修や地域での学習会・講演会への講師派遣・紹介
■学生・大学院生の論文執筆支援
■部落史・啓発書編纂アドバイス
■インターネットでの情報提供
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